サテライトオフィスのオーナーが必要なイニシャルコスト

サテライトオフィスのオーナーが必要なイニシャルコスト

あわせて読みたい

多様な働き方に対応する目的で、サテライトオフィスを設置する企業が増えています。サテライトオフィス事業を開業する場合、イニシャルコスト(初期費用)はどの程度かかるのでしょうか。オーナーがサテライトオフィス運営を行う際にかかるイニシャルコストの相場や内訳、コストを抑える方法などを確認していきましょう。

サテライトオフィスとは

サテライトオフィスのオーナーが必要なイニシャルコスト

(画像=kanitta/stock.adobe.com)

サテライトオフィスとは、企業の本拠(本社など)から離れた場所に設置されるオフィスのことです。本拠を中心に見たときに衛生(サテライト)のように存在することから、「サテライトオフィス」と呼ばれます。

働き方改革や新型コロナウイルス感染症の影響によるテレワークの拡大などによって、サテライトオフィスの注目度が高まっています。サテライトオフィスは支社や支店とは異なり、オフィスとして最低限の機能があれば稼働できるのが特徴です。

導入企業にとっては、社員の通勤時間や移動時間の削減、地方の優秀な人材の採用、ワークライフバランスの実現といった効果が期待できます。また、地域での新しい働き方や仕事を生み出す効果が期待できることから、国(総務省)もサテライトオフィスの開設を推進しています。

内装工事にかかる金額(相場)

サテライトオフィスを開業するには、オフィス用の内装工事が必要です。オフィスの内装工事にかかる費用の相場は、一般的には1坪10~30万円と言われます。あくまでも相場であり、実際の費用は立地や規模、デザイン、物件の状態によって異なります。

スタンダードなオフィスに仕上げる場合は比較的費用を抑えられますが、デザインやレイアウトにこだわれば費用は高額になります。

また、居抜き物件で壁や天井、設備などがそのまま利用できる状態であれば、内装費用を安く抑えられるでしょう。一方で、スケルトンの状態の場合は内装や設備を一から作る必要があるため、費用が高額になる可能性があります。

内装工事にかかる費用を抑えるには

オフィスの内装工事では、使用する素材のグレードを下げることで、工事費用を安くすることが可能です。デザイン性を高めながら費用を抑えるために、天井などをあえてスケルトンの状態のままにする方法もあります。複数の業者に見積もりを依頼し、比較・検討したうえで発注することが大切です。

サテライトオフィスとしての価値を上げることは重要ですが、費用をかけすぎると、その費用を回収するまでに時間がかかります。少しでもイニシャルコストを抑えるために、機能・デザインと費用のバランスを意識する必要があるでしょう。

ネット環境にかかる金額(相場)

サテライトオフィスにはネット環境の整備も必要です。法人向けネット回線の料金体系は、家庭用と同じく月額使用料を払うのが一般的ですが、家庭用に比べると初期費用がかかります。

物件の状況や規模によってはネットワークの設計から取り掛かる必要があり、有線LANを導入する場合の費用の相場は「10万円~」となります。

ネット環境にかかる費用を抑えるには

サテライトオフィスは最低限の機能があれば稼働できるため、小規模の物件なら業務用Wi-Fiのみを提供するという考え方もあるでしょう。その場合、通信会社によっては初期費用無料、月額5,000円程度で利用できるプランもあります。

オフィスの規模やターゲット企業によって、準備すべきネット環境は変わってきます。イニシャルコストを少しでも抑えたい場合は、Wi-Fi環境のみ提供することを検討するといいでしょう。

オフィス家具にかかる金額(相場)

サテライトオフィスでは、デスクやチェア、パーテーション、モニター、観葉植物といったオフィス家具の準備も必要です。オフィス家具を準備する方法として、購入とレンタルの2つがあります。それぞれコストやメリット・デメリットが異なるので、自分に合った方法を選択することが大切です。

購入した場合のコスト

例えば、小規模オフィスで6名分のオフィスデスクとチェアを購入する場合のコストは以下の通りです。

  • オフィスデスク(W1200):約1万6,000円/個×6名(合計約9万6,000円)
  • オフィスチェア(肘なし):約1万円/個×6名(合計約6万円)

 購入金額合計:約15万6,000円

これらはあくまでも基本的なオフィスデスク・チェアを購入する場合の相場であり、機能やデザインにこだわればコストは増加します。また、規模が大きくなるほど必要なオフィス家具の数・種類も増えるため、さらにコストがかさみます。

安く購入できるメーカー・取引先があればコストを抑えられますが、家具の質を下げすぎるとサテライトオフィスとしての魅力が低下し、集客に支障が出る恐れがあるので注意が必要です。

購入するメリット

オフィス家具を購入するメリットは以下の通りです。

  • 自分の所有物となる
  • ランニングコスト(維持費)を抑えられる
  • 好みのオフィス家具を自由に選べる

オフィス家具を購入すれば自分の所有物となるので、多少の傷や汚れなどを気にせずに使えます。購入代金はかかりますが、その後は費用が発生しないので、ランニングコストを抑えられます。また、幅広い商品ラインアップの中から機能やデザイン性を比較し、好みのオフィス家具を自由に選べるのも魅力です。

購入するデメリット

一方で、購入には以下のようなデメリットもあります。

  • イニシャルコストがかかる
  • レイアウト変更や規模の拡大・縮小の際に手間がかかる
  • 廃棄費用がかかる

オフィス家具を購入する場合、規模の大きさや機能・デザインによってはまとまった購入費用が必要です。

レイアウトを変更したり、事業規模を拡大・縮小したりする場合、現在使用しているオフィス家具の過不足が発生するかもしれません。その際に前回購入した商品と同じものを購入できないと、内装・デザインに統一感がなくなってしまいます。また、不要なオフィス家具が生じた場合は廃棄費用も発生します。

レンタル(サブスク)した場合のコスト

オフィス家具を購入せず、レンタルで準備した場合はどの程度のコストが発生するのでしょうか。例えば、小規模オフィスで6名分のオフィスデスクとチェアを6ヵ月間レンタルする場合のコストは以下の通りです。

  • オフィスデスク:約1万4,000円/個×6名(合計約8万4,000円)
  • オフィスチェア:約3,000円/個×6名(合計約1万8,000円)
  • レンタル金額合計(6ヵ月間):約10万2,000円(1ヵ月あたり約1万7,000円)

あくまでも、基本的なオフィスデスクとチェアを6ヵ月間レンタルした場合の相場であり、実際のレンタル料金は契約期間やオフィス家具の種類、数などによって異なります。

レンタルするメリット

オフィス家具をレンタルで準備するメリットは以下の通りです。

  • イニシャルコストを抑えられる
  • レイアウト変更や規模の拡大・縮小の際に対応しやすい
  • メンテナンスコスト・廃棄費用がかからない

レンタルは利用した期間に応じた料金を支払うため、イニシャルコストを抑えることが可能です。レンタルなら必要な分だけを借りることができ、不要になれば返却できるので、レイアウト変更などにも柔軟に対応できます。

また、レンタルは料金の中にメンテナンス費用が含まれているケースが多く、不要になれば返却できるので廃棄費用もかかりません。

レンタルのデメリット

一方で、レンタルには以下のようなデメリットもあります。

  • ランニングコストがかかる
  • 好みのオフィス家具が選べない可能性がある
  • 汚れや傷に配慮しなくてはならない

レンタルは、使用期間が長期化するほどコストがかかります。限られた商品ラインアップの中から、中古のオフィス家具を選んで使用することになるので、機能やデザイン面で好みの家具が見つからない可能性もあるでしょう。

また、レンタルは借り物で自分の所有物ではないため、汚れや傷がつかないように配慮しなくてはならないのもデメリットです。

今は多様性に適応したオフィスが人気

働き方改革やテレワークの推進などを背景に、多様な働き方に適応したオフィスの人気が高まっています。サテライトオフィス事業は、多様な働き方を支援しながら収益獲得も期待できる有望なビジネスです。不動産活用の選択肢の1つとして、サテライトオフィス運営を検討してみてはいかがでしょうか。(提供:Spacible

続きを見る(外部サイト)

zuu onlineカテゴリの最新記事