岡三オンライン証券でiDeCo(イデコ)を始めるメリット・デメリット 取扱商品や手数料など特徴を解説

岡三オンライン証券でiDeCo(イデコ)を始めるメリット・デメリット 取扱商品や手数料など特徴を解説

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老後資金を準備する方法に、iDeCo(イデコ)がある。iDeCoは掛金の所得控除、運用益の非課税、受け取る時の控除が大きなメリットだ。iDeCoを始めるには、利用する金融機関を1つ決めて申し込む必要がある。iDeCoの金融機関として、岡三オンライン証券を選ぶ際のメリット・デメリットは何だろうか。

目次

1.岡三オンライン証券のiDeCo(イデコ)基本情報

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(画像=岡三オンライン証券公式ホームページより)

岡三オンライン証券は、2020年オリコン顧客満足度ランキングにてネット証券1位を獲得するなど、顧客からの評価が高い岡三証券のグループ会社のネット証券だ。グループ会社ということで、岡三オンライン証券のiDeCoは岡三証券との提携によって運営される。そのため手数料、商品ラインナップ、加入方法などは岡三証券と同じ。岡三オンライン証券でiDeCoを利用する際の基本情報を見ていこう。

岡三オンライン証券(岡三証券)のiDeCo基本情報
口座管理料
(月額、税込)※1
加入者(掛金拠出あり) 209円
運用指図者(掛金拠出なし)
(年金受給者を含む)
374円
給付・還付手数料※1 給付の都度 無料
還付の都度 無料
取扱商品数 41種類
インデックス型 アクティブ型 元本確保型
14本 20本 7本
※岡三証券ホームページより筆者作成
※1, これ以外に国民年金基金連合会などに支払う手数料あり

岡三オンライン証券のiDeCoは口座管理料の負担があるものの、取扱商品数は多めに設定されているのが特徴だ。

2.岡三オンライン証券のiDeCo(イデコ)の3つのメリット

iDeCoの金融機関として岡三オンライン証券を選ぶ主なメリットは、以下の3つだ。

メリット1,41本と豊富な商品ラインナップ

岡三オンライン証券のiDeCo対象商品は41本と豊富である。主な証券会社のiDeCo商品数と比較してみよう。

証券会社名 iDeCo商品数
(2020年10月8日時点)
岡三オンライン証券 41本
SBI証券 37本(セレクトプラン)
38本(オリジナルプラン)
楽天証券 32本
野村證券 27本
大和証券 22本
※各社ホームページより筆者作成

岡三オンライン証券のiDeCoでは、資産クラスごとに1~9本程度の商品を用意している。投資信託で最も多いのは外国株式とバランスの9本、次いで国内株式の6本である。元本確保型も7本と多い。

2018年5月1日施行の法律で、iDeCoの商品数の上限は35本になった。これには猶予期間が定められており、今後は35本以下に変更される可能性がある。

メリット2,iDeCoシミュレーションや岡三iDeCoファンドナビなど便利なツールを使える

岡三証券ホームページで、「iDeCoシミュレーション」や「岡三iDeCoファンドナビ」といった便利なツールを利用できる。

iDeCoシミュレーションでは、自分の職業や年齢、掛金などの情報を入力すると、掛金拠出時の所得控除メリット、運用時の非課税メリット、受取時の想定金額を確認できる。

岡三iDeCoファンドナビは、いくつかの簡単な質問に回答するだけで、その人に合ったリスク許容度や資産配分、商品を提案してくれる。特に資産運用初心者にとっては、心強いだろう。

メリット3,運用スタイル診断や老後の生活設計などの充実した情報

iDeCoを始める際や、運用を見直す際に役立つ「運用スタイル診断」や「老後の生活設計」などの充実した情報が「個人型確定拠出年金(iDeCo)へのご加入にあたって」という資料で確認できる。

運用スタイル診断では、10程度の質問の答えから、それぞれの人にふさわしいと思われる資産配分のアドバイスを受けられる。老後の生活設計は、60歳以降の生活設計の考え方から老後の家計の具体例を示してくれる。早いうちから老後生活のイメージや計画を立てるのに役立つだろう。

3.岡三オンライン証券のiDeCo(イデコ)で初心者におすすめの商品

ここからは、岡三オンライン証券のiDeCo商品ラインナップから初心者にもおすすめの商品を紹介していこう。インデックス型で信託報酬が低い投資信託から、資産クラス別で6本、元本確保型1本の計7銘柄をピックアップした。国内リートの投資信託には信託報酬が低いものがなかったため、除外している。(※データはすべて2020年9月30日時点)

国内株式のおすすめ銘柄,DCニッセイ国内株式インデックス

DCニッセイ国内株式インデックスは、TOPIX(東証株価指数)に連動する投資成果を目指すファンドだ。TOPIXは東証一部上場の全銘柄を対象とした指数であり、このファンドへの投資は、実質的に東証一部の銘柄全体への投資になる。

信託報酬は、国内株式に投資するファンドとしては最低水準の0.154%(税込)。ファンドの時価総額を表す純資産総額は緩やかに増加しているため、資金流入のほうが多いことがわかる。

国内債券のおすすめ銘柄,DCニッセイ国内債券インデックス

DCニッセイ国内債券インデックスは、日本の国債(10年国債など)や社債に投資するファンド。

信託報酬は、国内債券に投資するファンドとしては最低水準の0.132%(税込)である。純資産総額は横ばいだが100億円を超えており、十分な資産を保有しているといえる。

外国株式のおすすめ銘柄,DCニッセイ外国株式インデックス

DCニッセイ外国株式インデックスは、主要先進国(日本を除く)の株式に投資するファンドだ。特にアメリカの株式指数は長期的に上昇を続けており、今後のさらなる上昇を期待して投資することになる。

信託報酬は、先進国株式へ投資するファンドとしてはかなり低い0.154%(税込)。純資産総額は400億円近くまで増えており、人気が伺える。

外国債券のおすすめ銘柄,DIAM外国債券インデックスファンド<DC年金>

DIAM外国債券インデックスファンド<DC年金>は、先進国(日本を除く)や新興国の債券に投資するファンドだ。資産構成は大部分が先進国債券であり、一部新興国債券を含む。

信託報酬は、外国債券のインデックスファンドとしては少し高めの0.275%(税込)だが、状況により為替ヘッジを行う可能性があるため、運用コストの追加が考えられる。純資産総額は増加傾向であり、買われていることがわかる。

海外リートのおすすめ銘柄,三井住友・DC外国リートインデックスファンド

三井住友・DC外国リートインデックスファンドは、世界(日本を除く)のリート(不動産投資信託)に投資するファンドだ。資産構成の大部分は先進国リートであり、一部新興国リートを含む。

信託報酬は、海外リートのインデックスファンドとしては最低水準に近い0.297%(税込)。純資産総額はコロナショックにより大きく落ち込んだものの、その後の資金流入によりコロナショック前の70億円弱の水準まで戻している。

バランス型のおすすめ銘柄,DCマイセレクション25

DCマイセレクション25は、国内株式、国内債券、海外株式、海外債券の4資産に分散投資するファンドである。資産構成は、国内債券と海外債券を合わせて70%と債券比率が高く、リスクが低めの商品といえる。

信託報酬は0.286%(税込)で、バランスファンドとしては低めだ。純資産総額は500億円以上あり、緩やかに増加している。

元本確保型のおすすめ銘柄,三井住友信託DC変動定期5年

三井住友信託DC変動定期5年は、預け入れ日から6ヵ月ごとに金利が変動し、満期時の元本と利息の支払いを保証する元本確保型の商品だ。

超低金利の現在は、預金利息は低いものの、DC固定定期5年よりは高い(2020年10月時点)。現在の利率では資産増加は期待できないが、iDeCoの掛金は全額所得控除の対象になるため、元本確保型商品には節税メリットがある。

4.岡三オンライン証券のiDeCo(イデコ)の3つのデメリット

iDeCo口座は、一度解開設したら長く利用することになる。したがって、岡三オンライン証券のiDeCo口座のデメリットも把握しておきたい。

デメリット1,商品ラインナップには信託報酬が高めの投資信託が多い

信託報酬は投資信託を保有している間はかかり続けるコストであるため、低いほうが望ましい。

信託報酬は、資産クラス(投資対象である資産の分類)によって異なる。インデックス型の投資信託では海外株式なら0.1~0.15%程度、リート(不動産投資信託)では0.3%程度なら信託報酬が低いといえる。

ここでは信託報酬0.5%以上・未満に分けて、投資信託の本数を比較してみたい。岡三オンライン証券のiDeCo対象投資信託は34本であり、信託報酬で分けた本数は以下のとおりだ。

岡三オンライン証券iDeCo対象投資信託 信託報酬による分類
信託報酬 運用タイプ 本数
0.5%未満 インデックス型 9本
0.5%以上 インデックス型 5本
アクティブ型 20本
※岡三証券ホームページの資料より筆者作成

インデックス型投資信託のうち、信託報酬0.5%未満は9本である。インデックス型投資信託でポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)を組むなら、この9本から選択すれば信託報酬はデメリットにならないだろう。

岡三オンライン証券の商品に限らず、アクティブ型の投資信託は銘柄分析や資産配分の調整などのための運用コストがかかるため、信託報酬は高めだ。アクティブ型を選ぶ際は、信託報酬分の価値があるかどうかを判断したい。

デメリット2,月額の手数料負担がある

iDeCoの利用には、毎月手数料がかかる。国民年金基金連合会や事務委託先金融機関に払う手数料は一律だが、それ以外の口座管理料(利用する金融機関に払う手数料)は金融機関によって異なる。

多くのネット証券では口座管理料は無料だが、岡三オンライン証券では加入者は毎月209円、運用指図者は毎月374円の手数料がかかる。主な証券会社の口座管理料を比較してみよう。

証券会社名 口座管理料(月額、税込)※利用する金融機関の手数料
加入者(掛金拠出あり) 運用指図者(掛金拠出なし)
岡三オンライン証券 209円 374円
SBI証券 0円 0円
楽天証券 0円 0円
野村證券 288円
(残高100万円以上または
月の掛金額1万円以上の
場合は無料(0円))
288円
(残高100万円以上の
場合は無料(0円))
大和証券 0円 0円
※各社ホームページより筆者作成

岡三オンライン証券での口座管理料の徴収方法は、掛金を拠出している加入者は掛金から、掛金を拠出していない運用指図者は保有資産の一部を換金して差し引かれ、年金受給者は支給のたびに年金から差し引かれる。

SBI証券や楽天証券だけでなく、対面証券の大手である大和証券でも手数料が無料であることを考えると、お得感は劣る。

デメリット3……iDeCo(イデコ)の電話サポートは平日のみ

土日でもiDeCoの電話サポートを受けられる金融機関があるが、岡三証券の電話サポートは土日祝日と年末年始は対応していない。

ただし、運用指図の問い合わせ先である(NRK)岡三カスタマーセンターは平日20時まで受け付けているため、平日仕事が終わった後でも問い合わせることができる。

野村證券とSMBC日興証券のiDeCo電話サポートは、土日でも対応している。土日の電話サポートを希望するなら、これらを選ぶことになる。

5.岡三オンライン証券のiDeCo(イデコ)はどんな人におすすめ?

iDeCoを利用する金融機関は、手数料や商品ラインナップ、ツール、サポートなどを比較して決めるとよいだろう。

岡三オンライン証券は、iDeCoシミュレーションや岡三iDeCoファンドナビといった初心者にやさしいツールや、老後の生活設計などの情報が充実しており、投資が初めての人にもおすすめだ。

他のネット証券に比べると手数料負担が大きいが、手数料の差以上の運用益を期待できる商品をラインナップから見出せる人には、おすすめのネット証券だ。

執筆・松本雄一(セキュリティ・金融アドバイザー)
外資系コンピューター会社にてカスタマーサポート・開発・セキュリティ対策などを経験後に独立。自らの投資経験をもとに株式や投資信託などの投資情報を発信している。興味のある分野はフィンテックや新しい金融商品など。

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