松井証券でiDeCo(イデコ)を始めるメリット・デメリット 業界最多の40本ラインアップから選べる!

松井証券でiDeCo(イデコ)を始めるメリット・デメリット 業界最多の40本ラインアップから選べる!

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老後の資産形成手段として最近注目を浴びているiDeCo(イデコ)。iDeCo口座を開設できるのは1人1口座のみなので、総合証券口座よりも慎重に金融機関を選びたいところ。ここでは、iDeCo口座をネット証券の老舗・松井証券で開設するメリット・デメリットについて解説していこう。

目次

1.iDeCo(イデコ)のメリットと松井証券の魅力

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(画像=松井証券公式ホームページより)

iDeCoは自由に加入できる年金制度で、拠出した掛金を自分で運用方法を選んで運用するのが特徴。掛金と運用益の合計は60歳以降に一時金または年金として受給できる。メリットは掛金が全額所得控除になること、運用益が非課税になること、受給時に所得控除が適用されるといった3つだ。

iDeCo口座は証券会社や銀行などさまざまな金融機関で開設できる。しかし1人1口座しか持てないので、開設にあたってはよりしっかりと精査していきたい。ここでは、100年以上の歴史ある松井証券でのiDeCo口座開設のメリット・デメリットを紹介していこう。

J.D.パワーによる「2020年個人資産運用顧客満足度調査」にてネット証券部門第1位を受賞するなど、手数料やサポート体制が高く評価される松井証券は革新的なサービスを提供する。同社でiDeCoを運用するメリット・デメリットは、どのようなところにあるのだろうか?

2.松井証券のiDeCo(イデコ)の3つのメリットは厳選されたラインアップなど

iDeCoを利用する金融機関を選ぶには、各金融機関のiDeCoのメリットを把握しておきたい。松井証券でのiDeCoのメリットは主に3つある。

メリット1,業界最多!40本のラインアップで選択肢が豊富

松井証券のiDeCo対象商品は大手ネット証券では最少の12本だった。しかし、2020年10月18日に40本へと大幅拡充。大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券を上回る数となっている。

証券会社名 iDeCo商品数
松井証券 40本
SBI証券 セレクトプラン:36本
オリジナルプラン:37本
楽天証券 32本
※各社ホームページより筆者作成

拡充前の対象の12本は各資産クラスで信託報酬が最安値水準の商品。投資初心者はまずこられから選んで、その後投資に慣れたきたら別の投資信託の購入を検討するのもよいだろう。

メリット2,松井証券への運用管理手数料は0円

iDeCoの手数料は、公的機関などに支払うものと利用する金融機関(運営管理機関)に支払うものがある。

公的機関などに支払うものは国民年金基金連合会や信託銀行(事務委託先金融機関)に支払う手数料であり、金額は一律である。

利用する金融機関に支払うものは金融機関によって金額が異なる。対面証券では有料の場合があるものの多くのネット証券では、利用する金融機関に支払う運営管理手数料は無料である。次が主なネット証券と対面証券のiDeCo運営管理手数料の比較表だ。

証券会社名 運営管理手数料(月額、税込)※利用する金融機関の手数料
加入者(掛金拠出あり) 運用指図者(掛金拠出なし)
松井証券 0円 0円
SBI証券 0円 0円
楽天証券 0円 0円
野村證券 288円(残高100万円以上または
月の掛金額1万円以上の場合は
無料(0円)) 
288円(残高100万円以上の場合は無料(0円))
※各社ホームページより筆者作成

松井証券を利用する場合に支払う運営管理手数料は多くのネット証券と同じ0円(無料)であり、運用コストを抑えることができる。

メリット3, iDeCo(イデコ)専用ダイヤルなど充実のサポートが受けられる

松井証券は充実した顧客サポートを提供している。サポートセンター応答状況として前月の電話応答時間の実績を公表し、顧客の待ち時間を重視している。

松井証券の顧客サポートでは専用ダイヤル「iDeCoサポート」があり、つながりやすい電話で初心者もサポートを利用しやすい。

サポートは電話以外にもメールやチャットでの問い合わせが可能だ。また、質問した内容の回答以外に商品を勧誘することはなく、安心して利用できる。

3.松井証券のiDeCo(イデコ)の2つのデメリット

自分にあった資産形成をするためにも、iDeCo口座開設前にデメリットもしっかりと把握しておきたい。

デメリット1,iDeCo(イデコ)口座移換の際に手数料がかかる

松井証券で利用しているiDeCoを他の金融機関へ移換する場合には、移換時手数料として4,400円(税込)の負担がある。一方で移換の際に手数料がかからない金融機関もある。主なネット証券と対面証券にて他の金融機関への移換時手数料は次表だ。

金融機関名 移換時手数料(税込)
※他の金融機関へ移換する場合
松井証券 4,400円
SBI証券 4,400円
楽天証券 4,400円
野村證券 0円
大和証券 4,400円
※各社ホームページや問い合わせ結果より筆者作成

これを見てみると、主要ネット証券は移換時手数料が横並びであり、松井証券の移換時手数料が特に高いわけではない。しかし、「iDeCoの運用に慣れてきたら、より多くの商品数がある金融機関に変更をしたい……」と思っているのであれば、初めから移換時手数料が無料の金融機関を選ぶのがよいだろう。

またその場合は移換時手数料や運営管理手数料だけでなく、商品の手数料である信託報酬も含めて金融機関を比較すべきだ。ラインアップに信託報酬の高い商品が多い場合には、移換時手数料の負担よりも長期の信託報酬の負担増のほうが大きくなることもあるためだ。

デメリット2,iDeCo(イデコ)の電話サポートが平日のみの対応

前述のように松井証券のサポートは、非常に評価が高い。しかし松井証券のiDeCo電話サポートは土日の対応はなく、受付時間は平日8:30~17:00である。

平日夜間や土日の問い合わせは、AIチャットまたはメールなら可能だ。しかしAIチャットは回答が十分でないことがあり、メールは回答まで時間を要する。

平日夜間や土日の電話サポートを希望するなら、それに対応する野村證券やSMBC日興証券などの金融機関を選ぶことになる。野村證券とSMBC日興証券のiDeCo電話サポートは、平日21時までと土日17時まで対応している。

4.松井証券のiDeCo(イデコ)取扱商品を解説!

40本に拡充されたiDeCoの銘柄だが、最初に用意されていた12本は、どのような商品なのか紹介しよう。商品選びの際に参考にしてもらいたい。

松井証券のiDeCo(イデコ)の取扱商品一覧

番号 資産クラス ファンド名 運用タイプ 管理費用(税込)
(1) バランス型 eMAXIS Slim バランス
(8資産均等型)
インデックス型 0.154%
(2) 国内株式 One DC 国内株式
インデックスファンド
インデックス型 0.154%
(3) 国内外株式 ひふみ年金 アクティブ型 0.836%
(4) 国内債券 三菱UFJ 国内債券
インデックスファンド
(確定拠出年金)
インデックス型 0.132%
(5) 国内REIT たわらノーロード
国内リート
インデックス型 0.275%
(6) 海外株式 eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
インデックス型 0.10230%
(7) 海外株式 eMAXIS Slim
新興国株式インデックス
インデックス型 0.2079%
(8) 海外債券 eMAXIS Slim
先進国債券インデックス
インデックス型 0.154%
(9) 海外債券 三菱UFJ DC新興国債券
インデックスファンド
インデックス型 0.374%
(10) 海外REIT たわらノーロード
先進国リート
インデックス型 0.297%
(11) コモディティ ゴールド・ファンド
(為替ヘッジなし)
アクティブ型 0.407%
(12) 元本確保型 みずほDC定期預金1年定期 該当なし 管理費用なし
※松井証券ホームページより筆者作成

商品1,eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、その名のとおり8つの資産に12.5%ずつ投資するファンドだ。8つの資産とは、国内・先進国・新興国の株式と債券の6資産に国内・先進国REIT(不動産投資信託)の2資産を加えたものだ。

このファンドは8資産への分散投資になるため、投資リスクは高めの株式・REITと低めの債券の間になる。信託報酬はバランス型では最低水準だ。多くの資産にバランスよく分散投資したい人におすすめだ。

商品2,One DC 国内株式インデックスファンド

One DC 国内株式インデックスファンドは、TOPIX(東証株価指数)を構成する国内株式へ投資するファンドだ。TOPIXは東証一部上場の全銘柄が対象である。

信託報酬は0.154%(税込)と十分低いレベルであり、長期投資にも適している。2020年9月18日時点での基準価額の騰落率は1年前からプラス4.97%、5年前からプラス24.99%と中期では上昇傾向である。

商品3,ひふみ年金

ひふみ年金は、市場価格が割安と考えられる株式へ投資するアクティブ・ファンドだ。人気のアクティブ・ファンド「ひふみプラス」の確定拠出年金用の投資信託であり、投資の方針や銘柄は同じである。

国内株式に加えて海外株式を資産に組み込む。基準価額は多くの期間でTOPIXを上回る成績を残している。長期的な資産形成のために、株価が割高水準のときには現金比率を高める運用を行っている。

商品4,三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)

三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)は、国内で発行される債券に投資するファンドだ。投資対象の債券には、国が発行する国債や会社が発行する社債がある。

信託報酬は0.132%(税込)と低いレベルだ。国内債券のインデックスファンドは、松井証券のiDeCo対象商品の中で元本確保型を除けば最も低リスク低リターンの商品である。

商品5,たわらノーロード国内リート

たわらノーロード国内リートは、東証REIT指数に連動する投資成果をめざすファンドだ。東証REIT指数とは東証に上場する不動産投資信託の全銘柄が対象であり、オフィスビル、商業施設、住宅などへの実質的な投資になる。

不動産は株式市場以外に金利や自然災害なども値動きに影響する。2020年2月以降は新型コロナウイルスの影響によりさえない値動きが続いている。iDeCoでは、長期的な視点から投資を判断したい。

商品6,eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、アメリカを主とする先進国(日本を除く)の株式へ投資するファンドだ。資産構成の中心になるアメリカは世界をリードする企業が多く、株価指数も長期で上昇している。

信託報酬は約0.1%(税込)と低く、長期投資に適している。資産クラスごとの投資リスクは国内株式や新興国株式に比べて若干低めであり、その分期待リターンも若干低めである。

商品7,eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは中国や台湾、韓国、インドなどの新興国の株式に投資するファンドだ。組み入れ上位銘柄は中国企業が多い。

信託報酬は約0.2%(税込)であり、新興国株式のインデックス・ファンドでは最低水準に近い。資産クラスごとのリスクとリターンは先進国株式に比べて若干高めである。

商品8,eMAXIS Slim 先進国債券インデックス

eMAXIS Slim 先進国債券インデックスはアメリカを主に、フランス、イタリアなどの欧州各国やオーストラリア、カナダなどの先進国の債券に投資するファンドだ。

先進国債券のファンドとして信託報酬0.154%(税込)は最低水準である。資産クラスによるリスクとリターンは株式のファンドよりも低く、国内債券と新興国債券の中間あたりである。

商品9,三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド

三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンドは、ブラジルやインドネシアなどの新興国の債券に投資するファンドだ。信託報酬は先進国債券のファンドに比べて高い傾向がある。

新興国債券は先進国債券に比べると経済が不安定なためにリスクが高く、金利水準が高いためにリターンが高くなる。資産クラスごとのリスクとリターンは先進国債券と先進国株式の間である。

商品10,たわらノーロード先進国リート

たわらノーロード先進国リートは、アメリカを中心に先進国(日本を除く)の不動産に投資するファンドだ。不動産の種類は、物流施設、商業施設、賃貸住宅、オフィス、医療施設など多岐にわたる。

投資リスクは先進国株式と新興国株式の間くらいだ。国内リートと同様にコロナ禍では不動産に厳しい状況が続くが、先進国リートは長期的な視点で投資を検討したい。

商品11,ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)

ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)は、安全資産として位置付けられるゴールド(金)に投資するファンドだ。

株式や債券が売られる際にゴールドが買われることがあり、ゴールドを含む分散投資はリスク軽減を期待できる。このファンドの投資リスクは、先進国債券のインデックス・ファンドと同程度である。

商品12,みずほDC定期預金1年定期

みずほDC定期預金1年定期は元本割れリスクがない商品だ。満期1年時点の金利を利息として元本に組み入れて自動継続される。

中途解約時に手数料はかからない。適用金利は2020年9月時点で0.002%である。

5.松井証券のiDeCo(イデコ)口座はどんな人におすすめ?

松井証券はなんといっても待ち時間が少ない電話サポートが特徴だ。わからないことがあったらチャットやメールよりも、電話で実際に聞きたいという人にとって、松井証券のiDeCoをおすすめできる。

またラインアップが業界最多水準の40本に拡充されたため、商品選びに迷ってしまう人もいるかもしれない。その場合は上記の最初の初心者向けの12本から選び、その後さまざまな商品を検討してみるという段階を踏むのが賢いだろう。

執筆・松本雄一(セキュリティ・金融アドバイザー)
外資系コンピューター会社にてカスタマーサポート・開発・セキュリティ対策などを経験後に独立。自らの投資経験をもとに株式や投資信託などの投資情報を発信している。興味のある分野はフィンテックや新しい金融商品など。

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